Fontographer 5.1が登場。過去最大のバージョンアップ
Fontographer(フォントグラファー)は、フォント作成を手軽に行えるはじめてのソフトウェアとして1986年に発売されました。その優れた操作性と軽快な動作は、世界中のタイプデザイナーやグラフィックデザイナーに認められ、今でもオリジナルフォントの作成や外字作成など多くのフォント制作シーンで使用されています。新バージョンとなる5.1ではFontographerの特長である「使いやすさ」を継承しつつ、フォントエンジンを刷新。OpenTypeフォントへの対応をはじめ、現在のフォント事情との親和性を向上する多くの機能を追加しました。文字を扱うすべての方におすすめします。
新機能
▶ 表示比率 パスの細かい部分をより編集しやすくするために、アウトラインウインドウの表示比率を最大1600% まで拡大できます。
▶ アンチエイリアス表示 パスの輪郭をなめらかに表示できるアンチエイリアスを適用できるようになりました(ON/OFF可)。
▶ グリフ検索機能 Spotlightライクなインターフェースで、任意のグリフをテキスト、グリフ名、Unicode番号、Unicode名から検索できます。
▶ 取り扱い可能なグリフ数を強化 読み込み、編集、書き出しできるグリフ数の上限が8192 グリフから32,000 グリフに大幅に拡大しました。
▶ Unicodeのサポートを強化 Unicode 5.2 をサポートしました。
▶ OpenTypeフォントをサポート TrueType 形式のOpenType フォントとPostScript 形式のOpenTypeフォントの読み込みと書き出しに対応。
▶ OpenType レイアウトフィーチャー フォント作成時に、Adobe FDK for OpenType (AFDKO) ver 2.5 形式のファイルを読み込ませることで、OpenTypeレイアウトフィーチャーを実装したOpenType フォントを作成できます。
▶ フォント埋め込み GUI でフォントの埋め込みフラグを設定できます。
▶ EEULAA EPAR をサポート ライセンシング情報(フォントの使用許可対象や使用制限、ライセンス数などの使用許諾に関する情報)や、レコメンデーション情報(推奨値や推奨する使い方)をフォントに持たせることができます。
▶ デジタル署名をサポート OpenType(TT またはPS)フォントに含めることができるデジタル署名を含むDSIG テーブルを作成できます。
▶ 対応フォントの追加 データフォーク スーツケース「.dfont」とTrueType Collection「.ttc」の読み込みに対応しました。また、FontLab VFB ファイルの読み込みと書き出しに対応しました。
▶ ビットマップ作成機能の強化 Adobe Type 1 ラスタライザとMicrosoft TrueTypeラスタライザを内蔵したことにより、より高品質なビットマップを書き出しできるようになりました。
▶ エンコーディング 対応エンコーディングを大幅に追加するとともに、ユーザーによるエンコーディングのカスタマイズに対応しました。
主な特長
多くのフォントフォーマットに対応
Fontographerは、非常に多くのフォントフォーマットに対応しています。OpenType PS、OpenType TT、PostScript Type1、PostScript Type3、TrueType、BDFなどほとんどのプラットフォームに対応したフォントの読み込みと書き出しができます。
生産性、効率性を重視した操作性
フォントウインドウを使って、複数のグリフ(文字)をまとめて選択し、パスの変形や塗りの設定はもちろん、ほとんどの操作を一括で行うことができます。グリフの検索機能により、編集したいグリフに素早くアクセスできます。
高度なのに使いやすい編集機能
Fontographerは、―般的なドローツールにひけをとらない高度なツールと使いやすさに定評のある優れたユーザインタフェースを備えています。また面倒なウエイトの変更や不必要なポイントの整理などはコマンドから強弱のレベルを選ぶだけの簡単な操作で行えます。もちろん写真やイメージをスキヤンしてオートトレースすることや、タブレットをつかってグリフを描画することもできます。また、操作の取り消しはグリフごとに記録されており、グリフごとに最大で256回までの操作をさかのぼることができます。
使い慣れたツールとの連携
Adobe IllustratorやMacromedia FreeHandなどグラフィックデザイナーの多くの方が使い慣れたドローイングツールで作成したパスデータを、クリップボード経由でFontographerに取り込むことができます。
※Adobe Illustratorの場合、クリップボードのコピー形式でAICB(透明サポートなし)にチェックを入れる必要があります。
ビットマップの編集機能
Fontographerは、既存フォントからビットマップを読み込むことやグリフのアウトラインから複数サイズのビットマップを自動生成することができます。さらに品質にこだわりたい場合は、専用のウインドウとツールを使ってビットマップイメージをピクセル単位で編集できます。
グリフのスペーシングやカーニングも自由自在
Fontographer には、フォント中に含まれるすべてのグリフをチェックし、各グリフに対して最適と思われる幅を自動的に設定できる自動スペーシング機能が搭載されています。もちろん手動による設定も簡単に行えます。また、特定の文字の組み合わせのときに幅を可変にするカーニングペアも自動・手動の両方で簡単に設定できます。
ヒントの編集
低解像度の出力機でプリントアウトを行う際は、ポイントや線幅の不ぞろいをうまく補正しないと文字が太ったり潰れて印刷されてしまいます。この補正を行うために欠かせないフォントへのヒント情報の付加もFontographerは自動で行います。さらに手動でヒント情報を編集することもできます。
作成したフォントの確認や管理に便利なサンプルプリント機能
Fontographer は作成したフォントをチェックするための高度なサンプルプリント
機能を備えています。たとえば、グリフをさまざまなポイントサイズでプリントしたり、異なるカーニングペアの組み合わせでプリントすることができます。さらに、
特定のテキストで使用するためのロゴタイプを作成したような場合には、実際に使用するテキストでサンプルをプリントすることもできます。
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